建売住宅における手付金の相場とは?

こんにちは、北見を中心に新築住宅・リフォーム等のアドバイスをしている吉原です。
本日は、『建売住宅における手付金の相場』について、Youtube動画とこのコラムの両方をご用意いたしました。
手付金について知っておくと、安心してマイホーム購入を進めることができますので、これから建売住宅を購入する方は、ご参考にしていただければと思います。

建売住宅って何?

建売住宅とは?

建売住宅について、一般的に次のような定義となっております。

不特定多数の購買者を対象に見込みにより生産、供給される住宅で、多くの場合、土地付きの独立住宅ないし長屋建住宅である。第一次世界大戦後に大都市地域で建設業者(大工)が始めた、住宅供給の企画、土地の調達、建設を行って買手を捜して売却するという生産・供給形態に端を発する。建築主からの注文に応じるだけのそれまでの生産・供給形態以外に、自ら需要をつくりだすことによって休業期間を少なくすることに建設業者(大工)の本来の目的があった。したがって、電鉄会社が沿線の人口誘致を目的としてかなり大規模な住宅地開発を行い、土地、住宅を都市就業者に売却したことに始まる分譲住宅とは、その起源において趣(おもむき)を異にする。

 1965年(昭和40)ごろまでの建売・分譲住宅は大きく二つに分類できる。一つは「分譲住宅」の流れをくむ、まとまった戸数で供給される高水準の住宅であり、もう一つは「建売住宅」の流れをくむ低水準の住宅である。その後、昭和40年代以降、住宅戸数が充足してくると、若年層の世帯形成と全般的な生活水準の向上、持ち家志向の高まりに伴い、建売住宅は都市の住宅の主流になってきたが、このような持ち家需要層にあっては経済的能力はかならずしも高くない。また地価の高騰と相まって住宅の延(のべ)床面積、室数は一定水準を確保しているものの、敷地面積は狭小なものが多く、庭や隣戸間隔が十分にとれないなど周辺環境上の問題が発生した(典型例は、いわゆるミニ開発)。なお今日では、住宅形式が独立住宅の場合、「建売住宅」と「分譲住宅」とは区別されずに用いられている。

 建売住宅は、注文住宅が建築主の依頼によって初めて建設が行われるのとは異なり、供給者の一貫した主導の下で企画、計画、建設、供給ができるために近代的企業活動になじみやすい特質をもつ。また一種の大量生産方式であるので、工事の合理化、部材・施工管理による品質向上、費用の低廉化などの生産技術面での可能性がある。これらの特質はプレハブ住宅の生産、供給に生かされているが、一般的な建売住宅供給者である地域の大工、工務店は、建設量が小規模であるために個別建設にとどまっている。

 一方、購買者にとって建売住宅は、現物を見て選べる安心感、手軽さ、土地捜しや設計、諸手続の手間が省ける利点がある反面、購買者の要求を直接に反映させにくいなどの難点もあり、そのために建設途中から購買者の注文を取り入れる「売建(うりたて)」ともいうべきイージーオーダーの供給方式もある。

出典元:ニッポニカ

わかりやすくいいますと、建築会社が土地を購入し、その土地に建築会社独自の観点から住宅を建築した建物、つまり完成している住宅と土地をそのまま買うという流れになります。

例えるなら、土地を購入した建築会社が、その立地に合わせて平屋や二世帯住宅、3LDK、4LDKの家族向けと好きな形にデザインし、建築して土地と建物がセットで販売されているものになります。

北見市で例を挙げると、「北見メッセ」や「きらりぱーく」といったイベントが該当すると思います。

建築条件付きの土地との違い

建築条件付土地とは、土地を購入する際に建築会社が指定されて販売されている土地をいいます。建売住宅と違いは建物が完成していない点と、土地の売主が建築会社ではなない場合があるという点で異なります。

建売住宅の手付金について

手付金とは

手付金とは、次のように定義されています

手付金とは売買契約が結ばれた際に相手方の債務不履行の有無を問わず解約権を認める目的の為、あるいは相手方に債務不履行があった場合には損害賠償もしくは違約金として買主から売主に対して支払われる金銭です。手付金を支払っても売買代金の一部を支払ったことにはなりませんが、契約時に「手付金は、残代金支払時に売買代金の一部に充当する」などと定められて売買代金の一部に充当されることが一般的です。また不動産の売買は契約後一定期間が経過した後に残代金の支払い・引き渡しが行われることが多いことから、その間の法律関係を安定させる意味を含めて契約時に買主が売主に一定の金銭を手付金として支払う慣習があり、その手付金の授受には契約の成立を表す意味合いがあります。

出典元:公益社団法人不動産保証協会

北見・網走などでは、契約時に手付金を支払うことはあまりありません。それは建売においても同様です。ただ、ハウスメーカーで家を買う場合には手付金ではなく、申込金を支払いを求められる場合があります。申込金は契約前に求められるケースもあり、手付金と違い契約の成立を表すものではないケースがほとんどです。申込の意思確認程度の認識ですが、ハウスメーカーによっては、申込金の受け取りをもって、営業成績にカウントできる場合があり、成績の苦しい営業マンが申込金をせかす場合があります。

3種類の手付金について

証約手付

証約手付とは

「証約手付」とは、不動産売買が成立した証として買主から売主に対して交付される手付金です。 契約の成立を明確に表すために支払いが行われます。

出典元:公益社団法人不動産保証協会

実際の取引では、契約書にお互いが署名・押印をしたのちに指定した振込先に振り込むケースと、署名・押印と同時に現金で支払うケースがあります。

違約手付

解約手付は次のように定義されています。

「違約手付」とは債務不履行があった場合、買主違約のときには手付金が違約金として没収され、また売主違約のときは手付金を返還しなければならないとともに手付金と同額を違約金として支払わなければならないという意味をもつものです。多くの売買契約書では手付金に違約手付の意味をもたせています。

出典元:公益社団法人不動産保証協会

この場合の債務不履行とは、買主が建売住宅のお金を支払わない場合、建売住宅の引き渡しが行われなかった場合など、契約時の約束と話が変わった場合をいいます。

解約手付

解約手付の定義は、

「解約手付」とは手付金の授受により、当事者に解約権を留保させるものです。解約手付として手付金の授受が行われている場合には契約成立後であっても、一方の当事者だけの意思で契約解約ができます。手付金が解約手付である場合には「売主からは手付金の倍額を返還すること」または「買主からは手付金を放棄すること」により、損害賠償を負う必要もありません。

出典元:公益社団法人不動産保証協会

例えば、あなたが2500万円の建売住宅を契約して、手付金を100万円支払ったとしますよね。そのあとに別の人が建売住宅を3000万円で買いたいと言われたら、売りたくなってしまいますよね。違約手付のルールがないと契約したのに、あとから少しでも高く買いたいと言った人がいたら、売ってしまうのでは、契約の意味がなくなりますよね。よって建売住宅を買う人の契約を守るために、違約手付という制度があります。もし、この建売会社が3000万円で後から買いたいという人に売るとしたら、違約手付として、あなたに手付金100万円とさらに違約手付100万円の合計200万円を支払えば、契約解除をできることになります。払った手付金が倍になって返ってくるのであれば、まぁ仕方ないとあきらめがつくかもしれないですよね。

反対にあなたが、契約をして手付金を支払った後に、「やっぱり別の建売住宅を買いたいな」と思った場合には、支払った手付金が戻ってことを条件に、契約を破棄することができます。

建売住宅の手付金の相場

建売住宅の手付金の相場は、だいたい5%~10%ぐらいと言われています。仮に建売住宅の契約金額が3000万円なら、手付金の相場で計算すると、150万円から300万円という計算になります。

北見や網走などオホーツク管内だと、そもそも建売住宅の販売がそれほど行われていないので、手付金を請求されるケースはないことが多いです。ただ、建売住宅の販売がスタートしたばかりの頃は、手付金を求められる傾向があると思います。

少し想像してみてみましょう。例えばあなたが、建売住宅を販売している社長だとします。遂に完成した建売住宅を販売するために広告を出します。人がたくさん見に来てくれて大盛況でした。来客者のうち、AさんとBさんの2人が気に入ってくれて、買いたいからすぐに契約したいと言われました。Aさんは相場どおりに手付金を払うと言いました。Bさん手元にお金がないので、相場どおりの手付金を払えないと言いました。あなたが社長だとしたら、どちらの方と契約したいですか?
多くの社長はAさんと契約すると思います。このように販売したばかりの建売住宅では手付金を求められることがあります。また、手付金を支払えることを伝えることで、建売住宅を有利に購入できる場合もありますので、気に入った物件があれば、手付金を支払えることをしっかりお伝えするのも一つの手です。

支払った手付金はどうなる?

お支払いした手付金については、建売住宅の購入金額に充当いたします。
例をあげますと、3000万円の建売住宅の購入を契約し、相場どおりに300万円手付金を支払ったとします。その場合は相場の手付金300万円が建売住宅の金額に充当されますので、残りの2700万円をお支払いすれば全額支払いとなります。

まとめ

建売住宅の手付金、相場についてはここまでとなります。
まとめますと、

  • 建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている住宅
  • 手付金とは契約を強固にするもの
  • 違約手付とは債務不履行の時に支払う手付
  • 解約手付で購入者が契約後に解約する場合に手付金を放棄
  • 解約手付で建売会社が契約を解約する場合は倍額で返金
  • 手付金の相場は5%~10%

このようになります。

手付金を相場どおりに支払うことで、他の人に横取りされる心配がなくなったり、建売会社都合の不当な解約を防ぐことができますので、お手元の資金に余裕があれば、活用してみてください。

最後までご拝読いただき、ありがとうございました。
あなたの建売住宅の購入が上手くいくことを、心より応援いたします。