筏基瀎いかだきそ

束の䞞倪を筏のように瞊暪に敷き䞊べお、地盀改良した䌝統的な基瀎のこず 。

 泥地のように倀がれロずいった、きわめお軟匱な地盀に䜿甚された。ただし、これが筏基瀎ずいう定番の圢匏は存圚せずに、䞋の図のように柱の䞋だけに束䞞倪を敷き䞊べおも筏基瀎ず呌ぶようで、構造蚭蚈にのらないため、珟圚では䜿われるこずはない。
 原理的にはベタ基瀎の䞀皮である。

行き䌚い継ぎいきあい぀ぎ

朚材の継手の぀くりかたで、朚の末ず末を぀なぐ方法である。

 朚材は補材された埌でも、根ず枝の性質がのこる。根のほうを元ずいい枝のほうを末ずいう。通垞は順に末→元ず繋いでいく送り継ぎにするが、行き䌚い継ぎは送り継ぎにできないずきに採甚される次善策である。
 元ず元ず぀なぐのは、別れ継ぎずいっお嫌われる。

生き節いきぶし

逊分が通っお、呚囲の朚材質ず䞀䜓化しおいた節で、削れば艶がでる。たた、節の文様も矎しい。

 節ずは枝を支える基瀎のようなもので、立朚の幹のなかぞず枝の延長郚分が䌞びおいる。倧颚で折れたり、䜕らかの事情で枝が枯れるず、節も死んで死に節ずなる。しかし、枝が生きおいる限り、それに察応する節も生きおいる。

 若朚のうちに、人工的に枝打ちをしおやるず、暹朚が生長しお枝の埌を芆っおいく。そのため、䞋の図ののように、枝打ちした埌でも、節はのこっお朚材の䞀郚ずなる。

 枝打ちしおしたえば、節は倖からは芋えなくなる。しかし、内郚には残っおいるから、補材したずきに生き節ずしお衚れおくる。
 
反察語死に節

囲繞地いぎょうち・しにょうち

民法䞊の芏定で、袋地を取り囲んでいる土地のこず。地圹暩ずは違う抂念である。

 たったく道路に通じない土地を袋地ずいい、公道に至るために、袋地を取り囲んでいる囲繞地を通るこずができるず、民法条に定められおいる。

 袋地の所有者は囲繞地の所有者に、䞋の図の空色のように、必芁最小限の通行暩を䞻匵できる。ただし、通行料を支払わなければならない。

 囲繞地通行暩の察象になるのは、建築基準法の接道矩務を満たすほどの幅員ではなく、人が通れるセンチ皋床の小道である堎合が倚い。

 分筆によっお袋地が生じた堎合には、分筆前の土地にたいしおのみ、無償で囲繞地通行暩を䞻匵できる。

むギリス積み

レンガの積み方で、長手方向だけを芋せる段ず小口方向だけを芋せる段ず、䞀段おきに積む方匏。

 目地を揃えおしたうず、目地の郚分から厩壊し おしたうので、目地を揃えないように様々な積み方が工倫された。タ むルは化粧材なので構造には関係ないが、タむルをを匵る堎合には、暡様の䞀郚ずしお目地のあり方が問題にされる。しかし、別皮のタむルを貌り分けるのは、手間がかかるので最近は芋なくなった。

藺草いぐさ

湿地や浅い氎䞭に生える怍物で、地䞋茎が発達しおおり泥に根を䞋ろす。藺草の茎を、畳の衚やゎザに利甚しおいる。畳衚に䜿甚するものは、人工的に栜培しおいる。

 藺草は高さがメヌトルくらいになり、畳衚にするには長いものを良しずし、畳では藺草の本数が倚いものを良品ずする。断面が円筒圢で芯が柔らかいので、匟力や吞湿䜜甚がある。

異圢鉄筋いけいおっきん

鉄筋ずコンクリヌトの付着をよくするために、䞞鋌の衚面に凞凹を぀けた鉄筋。異圢筋ずも呌ぶ。ただし、䞡材間の付着力は玠材によっお決たっおおり、芋かけ䞊の付着力が増すだけである。

 異圢鉄筋を䜿うず、継手をU字型に加工しなくおも枈むため、珟圚では䞞鋌は䜿われずに、ほずんどが異圢鉄筋を䜿っおいる。䞞鋌の倪さは φ で衚すが、異圢鉄筋は  であらわし、d 16 ずか d 25 ずあらわす。

生け垣いけがき

自己の敷地を道路や他人の土地ず区画するために、塀に代わっお怍物を列になるように怍えお、家ず道路や家ず家の境ずするもの。垣根ずも蚀う。

 生け垣は敷地の内偎に蚭けるのが原則だが、暹朚が生育するず敷地倖にでるこずが倚い。
 倖郚からの䟵入を拒む機胜は匱く、敷地の䞭が䌺えるほどの高さであるこずが倚い。地域によっおは、蟲䜜物を害虫から守るために、怍栜が犁止されおいる暹朚がある。

石垣いしがき

石を積み䞊げた擁壁のこず。

 石を積むだけでは厩れおしたうので、石ず石ずの合端をあわせお、裏蟌めを充填しお積み䞊げた。お城の石垣などで、䞊郚が反り返っおいるのを歊者返しずいう。

 裏蟌めず石だけで積み䞊げる空積みず、石ず石のあいだにコンクリヌトやモルタルなどを充填する緎積みがある。石垣を積むには技術が必芁であったが、なかでも空積みは特殊な技術が必芁だった。

参考間知石、法面、厖

石目いしめ

① 石の暡様や節理など、石の割れ目のこずをいう。

② クロスやクッションフロアヌなど、石の暡様を写したものを石目暡様ずか、石目ずいう。
 䞋の写真は、石目のクッションフロアヌである。

いじめる

二぀の郚材が互いに干枉しお玍たらないずき、片方の郚材を欠き取るなどしお、完党な状態ではなくするこず。片方の郚材をいじめるこずによっお、無理やりに玍めおしたうこず。

 たずえば、䞋図のようにナットが圓たるずき、円匧の郚分を欠き取るこずを、いじめるずいう。珟堎では良く聞く蚀葉である。同じ職皮の人が斜工した郚分をいじめるのは問題がないが、他の職人が斜工した郚分をいじめるず、埌日になっお問題が起きかねない。

参考殺す

意匠図いしょず

意匠ずはデザむンのこずだが、建築では建物の間取りや倖芳の蚭蚈を意味するこずが倚い。建物や宀内の芋え方のこずである。
 圢や色ずいったデザむンに限らず、法芏ずの敎合性の調敎やコスト管理、たた構造や蚭備ずの調敎など、仕様の決定から材料の遞定たで意匠に含めるこずがある。

 建築䞻ず察応する蚭蚈者は、意匠蚭蚈者のみであり、珟堎では意匠屋ず呌ばれ、蚭蚈党䜓をたずめる圹割を担っおいる。たた、蚭蚈図曞から構造蚭蚈図ず蚭備蚭蚈図を陀いたすべおの図面を、意匠図ず呌ぶ。

共通仕様曞仕様曞
仕様抂芁衚
仕䞊衚
面積衚・敷地案内図
配眮図1階平面図ず兌ねる堎合もありたす
平面図各階
立面図各面
断面図朚造の堎合は矩蚈図が兌ねる
矩蚈図かなばかりず
10基瀎䌏図・床䌏図各階・小屋䌏図
11倩井䌏図
12展開図
13建具衚

怅子いす

腰掛けるための家具。

 座面ず脚でできおおり、背もたれの぀いた圢匏もある。掋颚の生掻が普及したので、畳敷きの郚屋が少なくなった。そのため、ほがすべおの郚屋に怅子が必芁になった。

 怅子はテヌブルや机ず組み合わされお䜿甚されるが、座面ずテヌブルなどの甲板ずの高さの差、぀たり差尺の倧小によっお快適さが倉わっおくる。

 フロヌリングの床の堎合は、脚の䞋に滑りテヌプを貌るず、楜に怅子を動かすこずができ、たた床に傷が぀きにくい。

䌊豆石いすいし

䌊豆石は軟質で、䌊豆埡圱石・䌊豆青石・沢田石などず呌ばれ、耐火性に優れ、軟らかいため加工がしやすい。

 建築で䜿甚される䌊豆石は、䞻ずしお䌊豆青石で、氎を掛けるず矎しい青色にかわる。そのため、济宀に䜿われおきた。×皋床の切石ずしお䜿甚されるこずが倚い。和颚の仕䞊がりになる。
参考䌊豆垂

むスカ

鳥の名前から転じお、鳥がくちばしを広げたような圢のこずをいう。建築では䞋蚘のように、圢が䌌おいる状態に察しお䜿われおいる。

 ①遣り方の杭の䞊郚を、いすかに切っおおくず、䞊郚から力が加えられるず捲れ䞊がるので、杭が動いたかどうかわかる。矢筈やはずに切っおも同じ効果がある。

 ②䞡方からくちばしを咬み合わせるようにした、现長い朚材の぀なぎ方。なお、党面が斜めの継ぎ目になる、隅いすかは化粧になる堎合に甚いる。いすか継ぎは、倩井の竿瞁さおぶちなどに甚いられたが、最近では手間が高くなったので長い材料を甚いお、継手を䜜らないこずが倚い。

板ガラスいたがらす

板状のガラスのこず。

 ガラスブロックのように塊ではなく、板状になったガラスを䞀般に板ガラスず呌ぶ。
 ガラス玠材を溶けたスズの济槜に流しお぀くったフロヌトガラスが、板ガラスの代衚である。たた、透明な板ガラスを玠材ずしお、䞍透明にした摺りガラスなどもある。

 ガラスの片面に小さな凹凞を぀けたものは、型板ガラスずか型ガラスず呌ぶ。
 
 板ガラスを朚補建具に立お蟌むずきには、溝ず隙間のないようにしないず、カタカタず音がする。

板床いたどこ

① 畳を敷いた床の間ではなく、板匵りずした床の間。板敷きの䞊に薄瞁を敷いた床の間も、板床ず呌ぶこずがある。ただし、薄瞁が固定されおいれば薄瞁床である。
 床の間には様々な圢があるが、板床は床の間の床仕䞊げに着目した名称である。畳を敷いた床の間は畳床たたみどこずいう。

② 畳の芯ずしお、藁やスタむロ フォヌムだけではなく、四隅に板を入れた畳。畳の角をキチッずだすために板を入れた。

板の間いたのた

板敷の郚屋のこず。

 か぀おの䜏宅は畳敷きの郚屋が倚く、たれに板敷きの郚屋があり、畳の間に察しおこれを板の間ずいった。

 珟圚では畳敷きの郚屋は激枛しおおり、板敷きの郚屋がほずんどだが、これらは掋颚仕立おであるため板の間ずはいわない。
 珟圚の板敷きの郚屋は、フロヌリング匵りずか仕䞊げずいい、板の間は和颚仕䞊げの郚屋に察しお蚀うこずが倚い。

板目いため

朚材を瞊方向に切断したずきにでる朚目のうち、氎面に墚を流したような䞍芏則で乱な文様、たたは文様がでた板や柱の面のこず。

 䞀枚の板に板目郚分ず柟目郚分が混圚するこずもある。柱ずしお䜿甚される芯持材は、すべお板目になり、芯去材は柟目になるこずが倚い。
 板材は補材の仕方によっお、板目にも柟目にもなるが、䞀般に板目材の方が狂いやすい。たた、板目の板は、朚衚のほうぞ反りやすいが、長さは瞮みにくい傟向がある。

号柱いちごうちゅう

道路を䞊をはしる電線から、敷地ぞの受電のために蚭ける倖線匕蟌みのための鉄もしくはコンクリヌト柱。受電のための電柱で、敷地内ではじめおの電柱であるので、号柱ず呌ばれる。

 号柱の蚭眮工事は建築䞻の負担だが、道路䞊の電線から号柱たでの配線工事は、電力䌚瀟の工事範囲である。
 積算電力蚈を倖壁に぀けお、盎接に電気を匕くほうが工事費は安い。建物が道路境界から離れおいる堎合などに䜿甚する。号柱で受けたあずは、電線を地䞭埋蚭ずするこずが倚い。

䜍眮指定道路いちしおいどうろ

䜏宅などを建築するための敷地は、メヌトル以䞊の接道矩務があるが、敷地に接する道路がない堎合、建築基準法による「道路䜍眮指定」の申請曞を提出しお、道路ずしおの認定を受ける。
 道路䜍眮指定を受けるず、道路ずしお扱われお建築が可胜になる。道路䜍眮指定を受けた道路を、䜍眮指定道路ずいう。
その芁件は、
幅員が以䞊であるこず
道路圢態・道路境界が明確であるこず
原則ずしお通り抜け道路であるこず。行き止たり道路である堎合はその延長が未満であるこず。
である。 

 䜍眮指定道路は、道路法により定められた公道ではなく、建築基準法第条第項号に定矩された道路であり、あくたで私有である。そのため、近隣䜏民の共有であったりしお、耇雑な問題をはらみやすい。たた、新たに䜍眮指定を受けるには、道路造成が必芁だったり、共有者党員の印鑑蚌明が必芁であるなど、厳しい条件がある。

垂堎いちば

倚くの人が定期的に集たっお商いをする堎所のこずだが、建築では建築資材をあ぀かう垂堎のこずをいう。

 垂堎で取匕をするには、材朚屋など固有の資栌が必芁で、誰でも取匕に参加できるわけではない。そのため、資栌のない倧工は材朚屋をずおしお、垂堎で建材を賌入しおいた。

 最近ではアりトレット感芚の垂堎も誕生し、プロず玠人の垣根が厩れ぀぀あり、建築業者はもちろん、建築䞻も資材を買うこずができる。

䞀番玉いちばんだた

立朚を䌐採しお玉切ったずきに、最も根本に近い郚分を、䞀番玉ずいう。たた、元玉ずもいう。

 䞊にいくにしたがっお、順に二番玉、䞉番玉ず呌ばれる。通垞、䞀番玉が最も良い材料がずれるず蚀われおいる。通垞、柱の長さは尺メヌトルが定尺ずなっおいるので、長い朚材からは䜕本かの柱がずれる。

䞀枚鉋いちたいかんな

昔は鉋カンナの刃は䞀枚が普通だったが、明治になっお逆目を止めるのに有効な裏金の入った二枚刃の二枚鉋が登堎し、鉋ず蚀えば二枚鉋をさすようになった。その埌、二枚鉋ず区別するため、䞀枚鉋ずいうようになった。

 䞋の写真の䞀番手前の鉋のように、刃は䞀枚だけで、逆目をずめる裏金がない。圓然に裏金をずめる鉄の棒もない。仕立おが違うだけで、裏金がある以倖は同じである。
 䞀枚鉋は軜く匕けお、仕䞊がり面も矎しい。しかし、台の口が小さくないず、逆目になりやすい。口が広くなったら、しばしば台を䜜り替えなければならない。たた、寞以䞊の幅広鉋は、䞀枚でないず重くお匕ききれないこずが倚い。

垂束暡様いちた぀もよう

色違いの四角い暡様が、察角線状に連続したデザむン。垂束栌子ずも蚀う。匷い印象の暡様で、襖玙の暡様ずしお䜿われるこずが倚い。
 
 江戞歌舞䌎で、癜ず玺の正方圢を亀互に配した暡様の袎をはいた䜐野川垂束の名前からきたが、叀今東西で倚くの類䌌暡様がある。

䞀文字葺きいちもんじぶき

① 軒先を䞀文字軒瓊で葺いた屋根のこず、もしくはその葺き方。
 数寄屋造りなどで、屋根を軜く芋せたずきに䜿われる瓊で、合端合せあいばあわせ瓊ず瓊のぶ぀かる面を垂盎にすりあわせるこずず䞋端を䞀盎線に斜工しなければならないので、高床な斜工技術が必芁である。
 流れ尻からメヌトルくらいを銅板で葺き、それから䞊を䞀文字葺きずするこずもある。

② ミリ皋床の銅板などを、暪長に繋いでいく葺き方で、䞀枚䞀枚の銅板を銳はぜで連結し、吊り子によっお屋根に固定しおいる。

䞀玚建築士いっきゅうけんちくし

建築の蚭蚈ず監理にかんする最高にしお䞇胜の資栌だったが、耐震停装事件を切っかけにしお、構造蚭蚈䞀玚建築士ず蚭備蚭蚈䞀玚建築士が新蚭された。そのため、最高でもなく䞇胜でもなくなっおしたた。
 
 ある芏暡以䞊の建物は、䞀玚建築士の資栌に加えお、構造の蚭蚈監理に関しおは構造蚭蚈䞀玚建築士の資栌が、蚭備の蚭蚈監理に関しおは蚭備蚭蚈䞀玚建築士の資栌が必芁になった。いずれも䞀玚建築士取埗埌、あらためお詊隓を受けなければ資栌が取れない。

 䞀玚建築士を受隓するには、建築関係の倧孊を卒業埌、幎の実務経隓が必芁である。䞀玚建築士の資栌に぀いおは、俗に足の裏のご飯粒ず蚀われおいる。䞀玚建築士の資栌を取っおも食えないし、取らないず蚭蚈業界で生きお行くには気持ちが悪い、ずいう意味である。

䞀酞化炭玠いっさんかたんそ

普通の状態では、無色・無味・無臭・可燃性の気䜓。

 有機物が燃焌するず、ふ぀うは二酞化炭玠が発生するが、酞玠が䞍十分だず䞍完党燃焌をおこし、䞀酞化炭玠が発生する。

 䞀酞化炭玠は匷い毒性があり、密閉した郚屋で開攟型の暖房噚具などを぀かうず、䞭毒になりやすい。济宀での䞭毒もあったが、バランス釜ずなっおからは䞭毒はなくなった。

 郜垂ガスには䞀酞化炭玠は含たれおいないので、ガス挏れによる䞭毒もないし、ガス自殺はできなくなった。

䞀皮高床いっしゅこうど第䞀皮高床地区だいいっしゅこうどちく

隣地斜線制限のない䞀䜎局、二䜎局の甚途地域でかかるこずが倚い高床地区で、もっずも厳しい芏制である。

 隣地境界線䞊でメヌトル立ち䞊がっお、の募配で囲たれる䞋の郚分が、建築可胜な空間である。北偎斜線ずいう。

 絶察高さ制限もかかるこずが倚く、メヌトルの高さ制限がかかるず、䞋の図の空色の郚分が建築可胜な空間ずなる。

䞀皮䜏居いっしゅじゅうきょ

郜垂蚈画法の条に定める甚途地域の䞀皮である。

 第䞀皮䜏居地域が正確な衚蚘だが、䞀皮䜏居ず省略しお蚀われるほうが圧倒的に倚い。䞀䜎局、䞀䞭高などが䜏居専甚の地域だったのに察しお、䜏宅以倖の建物も建築が可胜な地域である。
 
 共同䜏宅をはじめずする䜏宅系建物や、㎡以䞋の店舗、事務所、ホテル、遊戯斜蚭などが建築可胜である。

 建坪率は、、のいずれか、容積率は、、、、、のいずれかに制限されおいる。
 隣地斜線制限、道路斜線制限がかかり、、北偎斜線は適甚されない。ただし、日圱芏制がかかる地域では、メヌトルを超えるず芏制がかかる。

䞀偎足堎いっそくあしばひずかわあしば

本の支柱にブラケットずいう腕朚をだし、その䞊に歩み板をならべたもの。

 狭い堎所に䜿う足堎で、本の支柱のあいだに歩み板をならべるず、二偎足堎になる。

 足堎の圢匏を蚀う蚀葉であり、䞞倪を぀かえば䞀偎の䞞倪足堎ずなり、単管を぀かえば、䞀偎の単管足堎になる。

 ひずかわあしばず読むのが正しいらしいが、いっそくあしばずいわれるほうが倚い。

参考抱き足堎、単管足堎、ビデ足堎、本足堎、楔足堎

䞀䞭高第䞀皮䞭高局䜏居専甚地域いっちゅうこう

郜垂蚈画法の条に定める甚途地域の䞀皮である。

 第䞀皮䞭高局䜏居専甚地域が正確な衚蚘だが、䞀䞭高ず省略しお蚀われるほうが圧倒的に倚い。䞀䜎局、二䜎局に぀いで芏制が厳しい地域である。
 
 原則ずしお䜏宅系建物しか建築できない。兌甚䜏宅にあっおは、非䜏宅の郚分が㎡以䞋で、か぀延床面積の以䞋でなければならない。
 店舗には甚途芏制があり、階建おの㎡以䞋でなければならない。

 建坪率は、、、のいずれか、容積率は、、、、、のいずれかに制限されおいる。
 絶察高さ制限はないが、、北偎斜線制限、隣地斜線制限、道路斜線制限のすべおがかかる。ただし、日圱芏制がかかる地域では、北偎斜線は適甚されない。

䞀䜎局第䞀皮䜎局䜏居専甚地域いっおいそう

郜垂蚈画法の条に定める甚途地域の䞀皮である。

 第䞀皮䜎局䜏居専甚地域が正確な衚蚘だが、䞀䜎局ず省略しお蚀われるほうが圧倒的に倚い。
 
 原則ずしお階建おたでの䜏宅系建物しか建築できない。兌甚䜏宅にあっおは、非䜏宅の郚分が㎡以䞋で、か぀延床面積の以䞋でなければならない。
 階を店舗にしお階を䜏宅にする堎合は、総二階であっおも階段郚分が䜏宅専甚であれば、䜏宅郚分がを超えるので可胜である。

 建坪率は、、、のいずれか、容積率は、、、、、のいずれかに制限されおいる。
 絶察高さ制限があるので、隣地斜線制限は適甚されないが、北偎斜線は適甚される。たた、軒高がメヌトルを超えるず、日圱芏制がかかっおくるこずが倚い。

行っお来い

① 長い郚材をおさめるずき、䞀床、送りだしおから匕き戻しお、所定の䜍眮に玍めるこず。
 
 たずえば、鎚居を柱に远倧入れの仕口で取り぀ける堎合、反察偎の掘り蟌みに差し蟌んだ埌、匕き戻しお完成状態ずする仕事などをいう。

② 廻り階段のこずを倧工たちは行っお来いずいう。

䞀発仕䞊げいっぱ぀しあげ

䞀発ずは、䞋地の調敎などをした埌で、倱敗するこずを考えずに仕䞊げにいどむこず。逃げのない仕事である。

 たずえば、ボンドのような也燥の遅い接着剀であれば、ずれおも貌った盎埌であれば貌り盎しがきく。しかし、速也接着剀では貌り盎しがきかないので、䞀発勝負になる。
 䞀発勝負ほど厳密ではないが、䞭塗りなどの調敎を省いたり、䞋削りなどを省いお、仕䞊げをするこずを䞀発仕䞊げずいう。

䞀本足堎いっぜんあしば

足堎においお、単管や䞞倪などを建地ずしお、 䞀本だけ立おるもっずも簡単な圢匏。

 䞀本の建地の䞡偎に単管や䞞倪を取り぀けた抱き足堎も䞀本足堎だし、道板をブラケットで取り぀けたのも䞀本足堎である。最近では安党䞊の理由で採甚されなくなっおいる。
参考楔足堎、抱き足堎、単管足堎、ビデ足堎、本足堎、

䞀本拟いいっぜんひろい

工事費を積算する堎合に、材工共ざいこうずもの耇合単䟡や平米単䟡を䜿わずに、䜿う材料の本本の等玚などを考えながら、现かく拟い出すこず。

 芋積りが受泚をにらんだ金額で、競争盞手や支払い条件などを含んだ金額であるのに察しお、本拟いは玔粋な工事原䟡をだすために䜿われる。芋積のもずになるものである。 

 本拟いを行うには、材料や手間などの倀段をよく知った熟緎を芁する。そのうえ時間がかかるので、毎回行われおいるわけではない。しかし、物䟡が䞊䞋しおいるずきなどは、本拟いをしおおくず、その埌の察応が楜である。

いおる

凍るこず。

 瓊やタむルなどの内郚に、浞透した氎分が凍っお、衚面から剥がれるように割れるこず。
 内郚ぞず浞透性のあるものや、现かいヒビなどが入っおいるず、そこから氎分が䟵入した埌、倖気が䞋がっお氎分が氷るず膚匵しおその材を壊すこずがある。倩然の合せ砥もヒビから研ぎ残しの氎がはいっお、いおるこずがあるので宀内で保管したほうが良い。
 打蚭盎埌のコンクリヌトは氷るこずがあるが、この堎合はいおるずは蚀わないようである。

類語凍害

糞裏いずうら

鉋カンナの刃の衚を芋たずき、刃の先端の光っおいる郚分が、糞のように现いこず。䞋の図くらいの幅では糞裏ずは呌べない。

 裏抌しをした盎埌は、ミリの幅があった郚分が、鉋の刃を研いでくるず研ぎ枛っおこの郚分が少なくなっおいく。裏切れする盎前には、糞のように现くなるが、その様を蚀ったもの。
 鑿のみはベタ裏がよく、鉋は现い糞裏が良いずされる。

糞尺いずじゃく

耇雑な圢をした衚面を枬るずき、凞凹の衚面なりに氎糞をそわせ、糞の長さから長さや面積を枬りだすこず。
 塗装工事や巊官工事で、壁などの面積を求める堎合などに応甚される。

 凞凹のある曲線郚分は、物差しを粟確に圓おるこずができないし、昔はコンベックスや自由にしなるビニヌル補のテヌプなどなかったので、凹凞郚は糞を甚いお蚈るほかなかった。その名残である。

糞巻きいずたき

现かい造䜜仕事などを行うずき、糞は郚材に跡が付かないので、现い糞をガむドに䜿うこずが倚い。そのため、䞊仕事を手がける倧工は、糞巻きに特化した道具を持っおいる。

 䞋の写真は筆者が珟圹時代に䜿っおいた糞巻きである。最近では、プラスチック補のものが垂販されおいる。

糞柟いずたさ

柟目のうちでも、现い朚目がずくに平行に衚れおいるものを、糞柟ずよんで玠盎な衚情を愛奜しおいる。

 朚材の衚情には、板目、柟目、杢ずあるが、柟目に補材したものは、反ったり暎れたりするこずが少ない。なかでも糞埁はほずんど狂わないずされるので、双葉定芏などを䜜るのに最適である。
 糞埁ずいうのは桧などの針葉暹を察象にしお蚀い、欅などの広葉暹に察しおはあたり聞かない。

糞面いずめん

隅角郚にずる面取りのうちでも、きわめお现い面のこずで、鉋を回通す皋床の面のこず。

 柱にかぎらず化粧で䜿う角材は、面を取るのを原則ずする。面の倧きさは、郚材の倪さなどを勘案しお決めるが、面幅が狭いず厳栌な感じになり、広いず優しい感じになる。
 糞面は柱などよりも、手が觊れるず危険な堎合など、小さな郚材に取られるこずが倚い。

田舎間いなかた江戞間えどた関東間かんずうた

柱割りによっお柱ず柱の間隔を、柱の芯芯で尺.メヌトルもしくはメヌトルのグリッドを぀かった建物を関東間の郚屋ずいう。田舎間ずか江戞間ずもいう。

 柱の面に畳寄せがそろっお柱間に畳が入るので、郚屋の広さによっお畳の倧きさが少し違うこずになる。
 それに察しお、京畳.×.尺を基準にしお、畳の倖偎に柱を建おる蚭蚈を京間ず呌ぶ。京間では畳の倧きさが同じになる。
 
 尺グリッドの間取りだず廊䞋の幅が狭くなり、車怅子の通行に支障がでるので、最近はメヌトルのグリッドを䜿うこずが倚くなった。

皲子いなご

真物の幅広倩井板を䜿うず、湿床の倉化に応じお䌞瞮したり暎れたりする。重ねた郚分が反ったりしないように、材を連結するための小さな朚竹を皲子ずいう。

 皲子は片方の板にだけ固定されお、盞手方の板は䞊から抌さえおいるだけなので、幅が䌞瞮しおも倖れるこずがない。皲子を぀かった堎合、錐で䞀回り倧きな穎をあけた䞊で、倩井板を釘打ち固定しないず、釘の郚分から板割れする。
 倩井板の䞡方に现工をしたものを本皲子、片方に接着したものを付け皲子ずいい、金物を぀かった堎合は金物皲子ず蚀った。

 ベニダの貌り物やプリントの倩井板が、䞻流になっおしたったので、板の䌞瞮を考慮する必芁がなくなり、皲子を぀かう仕事は絶滅した。

皲劻筋いなずたきん

鉄筋コンクリヌト補の階段を造るずき、階段の段を぀ないで配される鉄筋で、皲劻のようにギザギザしおいるから付けられた名前。折曲げ筋ずもいう。
 
 皲劻筋は階段スラブのなかに配筋され、䞊䞋階を繋ぎながら階段の段を圢䜜る芯になるものである。階段の片偎もしくは䞡偎に壁があるず、壁からの鉄筋ずからむが、構造的には䞊䞋で連続しおいる。

詳现は、蚭蚈図曞による。

皲劻釘いなずたくぎ

床脇の倩井に銅鑌や喚鐘を釣るための釘。床の間に軞物などを吊すための、䞋の写真のような二重に折れ曲がった化粧釘を皲劻釘ずいう。

 銅鑌は前から奥ぞ掛けるので、皲劻釘は床脇倩井の真䞭に口を前にしお打぀。倧きさに、倧、䞭、小があり、捻子匏もある。茶垭で䜿甚し、通垞の䜏宅では䜿甚しない。
参考無双

皲田石いなだいし

皲田ずは茚城県笠間垂皲田のこずだが、建築で皲田ず蚀ったずきには、花厗岩の䞀皮である皲田で産出する癜い埡圱石のこずをいう。

 色調のそろった癜い石が倧量にずれるので、倧芏暡な建築にも䜿われおいる。硬い石なので、叩き仕䞊げから本磚きたで様々な衚面仕䞊げが可胜である。

 石英、長石、黒雲母の぀の鉱物により構成されおおり、皲田花厗岩の構成比は、石英が33.7長石が62.4黒雲母が3.8その他が0.1である。

猪の目いのめ

ハヌト型の暡様のこず。

 圢がむノシシの目に䌌おいるこずから、猪の目ず蚀われるようになった。瀟寺建築などでは、各郚の装食暡様に䜿われおいる。

 刳り抜き切り抜き暡様ずしお䜿われるこずが倚い。

犬走りいぬはしり

幅に察しお長さが長い空き地を、䞀般に犬走りずいう。

 䜏宅建築では、倖壁䞋の基瀎に接しお蚭けられた、地盀よりも䞀段高くなったコンクリヌト補の郚分で、掃き出し窓の前などに蚭けられる。
 倚くは軒内の雚萜ちず基瀎のあいだに蚭けられ、雚のハネを受けたりする。掋颚建築では蚭けないこずも倚い。

犬矢来いぬやらい駒寄せこたよせ

雚の跳ね返りや、犬の小䟿から家の倖壁を保護するための竹補の工䜜物で、駒寄せずもいう。

 竹補が倚いが、ステンレス補などもある。珟堎に合わせお補䜜するのが基本だが、既補品もある。京郜の町屋に倚く芋られた。簡単に脱着できるものが倚い。

茚目いばらめ

鋞のこぎりの刃の圢のこず。

 鋞には繊維に沿っお匕き切る瞊匕き甚の刃ず、繊維に盎角に切る暪匕き甚の刃がある。それに加えお、䞋の図のような斜めに切る茚目がある。

 暪匕き甚の刃は、䞊目をダスリですっお斜めにしおいるが、茚目は䞊目をすっおおらず尖っおいる。曲線を切る廻し挜きが茚目を぀けおいる。

違反建築いはんけんちく

法埋の芏定に違反しおいる建築物のこずだが、どの法埋に違反しおいるのかは定かではない。

 敷地の倖郚にたで 圱響がでる集団芏定に関しおは、違反には慎重で あるべきである。しかし、建築基準法の単䜓芏定にかぎっお蚀えば、完党に守るこずに必ずしも意味があるずは限らない。 
 たずえば、手摺りの高さは.メヌトル以䞊ず什条で法定されおいる。しかし、䜏宅の手摺りずしおは高すぎるように感じる。空間の玍たりや䜿い勝手を勘案しお、建築䞻ず盞談の䞊で、これをメヌトルにしおも良いのではないか。

いぶし瓊いぶしかわら

陶噚瓊などず同様に、粘土を緎っお焌き䞊げた屋根葺き材料である。
 いぶし瓊は、焌成の最終工皋で、粘土玠地に炭化氎玠を含むガスを接觊させお、炭玠膜を玠地衚面に圢成したもの。

 いぶし瓊はいおるずいう欠点があったが、最近ではそれも克服されおきた。兞型的な和颚建築に䜿甚され、圹曲物も豊富で重厚な感じをだす。

むヌノス・ベンツ

屋根裏の換気を取るため、吞気偎に蚭ける換気郚材。排気は棟偎でおこなう。

 蜂の巣のように小さな穎をもったプラスティック補品で、同時に防雚察策にもなるので、軒の出が少ないずきには有効である。特に狭小地域・軒れロタむプの小屋裏換気には、目出たずに換気量を確保できる。ビス等で止めるだけなので、斜工も簡単である。

むボタ

萜葉するメヌトル内倖の広葉暹で、この暹皮に寄生するする虫をむボタムシずかむボタロりムシずいう。

 むボタムシはむボタガ科のガ。翅(はね)を開くずセンチくらいになる。黒耐色で倚数の波状王がある。早春珟れる。幌虫は蝋を分泌する。

 建築でむボタずいった堎合は、むボタムシからずった蝋のこずで、蝋を固めお盎方䜓にしたもの。この蝋を敷居の溝に塗っお滑り剀ずしたり、艶出しに利甚した。ロり゜クよりベタべ぀きが少ない。

居間いた茶の間ちゃのた

䜏宅のなかで唯䞀ほかの建築では代替できない空間もしくは郚屋で、家族が団欒を取るための堎所。厚房に接しお蚭けられるこずが倚い。

 か぀おは茶の間ずいわれたが、掋匏の生掻が普及するに぀れ居間ず蚀われるようになった。そのため、茶の間が畳敷きの和宀であるこずが倚いのにたいしお、居間は掋間であるこずが倚い。
 リビング・ルヌムずもいう。

芋継ぎいも぀ぎ

぀の郚材を平滑に仕䞊げただけで、ドン付けで接合するこず、もしくは接合方法。

 芋継ぎは手抜き仕事のようだが、芋継ぎできちんず仕䞊げるのは、きわめお難しく高床な技術が芁求される。
 朚材のように䌞瞮する材料であれば、埌日の収瞮により継いだ郚分に隙間ができやすい。本実にしたほうが結局は早いこずが倚い。

参考合い釘、雇い実

鋳物いもの

溶かした金属を型に流し蟌み、冷えお固たった埌、型から取り出しお䜜った金属補品のこず。

 鋳物は型の成圢が容易であり、簡単な技術で可胜なため、昔から䞖界各地で造られおきた。
 Cast Metal ずいう。琺瑯ほヌろヌの芯材にしたり、鉄鍋、ベンチなどずいった日垞品から、゚ンゞンの郚品たで䜿われおいる。

芋目地いもめじ

タむルや石などを貌るずき、瞊暪ずもに盎線に仕䞊げた、䞋の図のような目地のこず。

 芋目地はキチッずした感じを䞎える。それに察しお、䞀方の通りだけをズラしお、片方の目地が通らないようにしたものを、銬目地ずか砎れ目地ずいう。
 正方圢の石などの目地を°に回転させたものは、四半目地ずいう。
 レンガのように積み䞊げるものは、芋目地にできない。

違玄金いやくきん

債務(䞍履行があったずきに、債務者が債暩者に支払うこずを、事前に玄束したお金。民法条に芏定されおいる。

 契玄を砎った堎合に、い぀でも違玄金が発生するわけではなく、損害賠償を請求するのが普通である。しかし、債暩者が損害の発生を立蚌しなければならない。

 違玄金は賠償額の予定ず掚定されるので、事前に違玄金を取り決めおおけば、損害の発生を立蚌するこずなく違玄金を請求できる。

甍いらか

① 広い意味では瓊のこずをさし、甍の波ずいえば、瓊屋根の぀づく颚景である。

② 建築では瓊葺きの屋根においお、棟に぀たれる瓊の装食のこずで、䞋の写真の熚斗瓊に挟たれた䞞い瓊、もしくはその郚分のこずである。瀟寺建築や蟲家など、重厚な日本建築に䜿甚される。

入り偎いりかわ

和宀の南偎にたわす廊䞋状の空間で、郚屋からいきなり倖郚ずはせずに、倖郚ずの緩衝空間である。瞁偎ず同じような働きを぀が、倖郚扱いずなる濡れ瞁ずは異なり、あくたで宀内である。
 
 .メヌトル皋床の幅があり、宀内偎を畳敷きにしお、倖郚偎を板敷きにしたりするこずも倚い。䞋の写真の障子ずガラス戞のあいだの郚分。

入り隅いりすみ

぀の郚材が取り合っお、窪みのようになった郚分。たたは面が取りあっおいる内偎のこず。
 
 入り隅は盎線郚分に比べるず、斜工に泚意が必芁で、どちら偎を勝たせるかで芋え掛かりが異なる堎合がある。たた、朚材を組んだずきの入り隅偎は、也燥によっお収瞮するず隙間ができやすい。

 䞋の図は入り隅ず出隅ぞの、断熱材の入れ方の違いを瀺す。
反察語出隅

入幅朚いりはばき

通垞、幅朚は壁面よりミリ皋床出しお玍めるが、壁面より匕っ蟌めお仕䞊げた幅朚を、入幅朚ずいう。

 幅朚の高さは、高いほうがゎツク、䜎いほうが柔らく芋える。匕っ蟌め方も同様で、匕っ蟌めた段差の少ないほうが柔らかく芋える。通垞の幅朚より、入幅朚は壁の足元をスッキリず芋せる効果がある。

 入幅朚にたいしお、通垞の幅朚を出幅朚ず蚀うこずがある。

入母屋いりもや

屋根の圢の䞀皮で、切り劻ず寄せ棟が合䜓したような圢をしおいる。

 お城や瀟寺建築で䜿われ、叀くからの和颚建築では高玚な屋 根ずされた。瓊で葺く堎合が倚いが、コロニアル葺きの入母屋も軜い感じで颚情がある。切り劻屋根ず違っお、耇雑な屋根圢状になるので、瓊を葺くのが倧倉に難しくなる。
 䞀般に重厚なむメヌゞがあるが、重厚さは入母屋圢匏が決めるのでは なく、屋根募配ず屋根葺き材によっお決たる。たた、入母 屋屋根では起りむくりや反りずいった 曲面が䜿われるこずが倚いので、斜工が難しくなっおいる。屋 矢切ず小平が取りあう郚分の雚仕舞いに泚意が必芁である。

入れ子いれこ

同じ圢で、倧きさの異なる容噚などを、順に䞭に入れたもの。重箱や杯などの入れ子现工をいう。
 同型のスッタキングできるものは入れ子ずは蚀わずに、盞䌌圢にできたもので䞀番倧きなものに玍たっおしたうものをいう。

 額瞁の内偎に、同じ圢の額瞁をたわすこずを、入れ子になっおいるずいう。

色枩床いろおんど

ある光源が発しおいる光の色を定量的な数倀で衚珟する尺床単䜍である。単䜍には熱力孊的枩床のKケルビンを甚いる。
 理想的な黒䜓を想定するず、ある枩床においお黒䜓が攟射する光の波長の分垃を導き出すこずができる。枩床が䜎い時は暗いオレンゞ色であり、枩床が高くなるに぀れお黄色みを垯びた癜になり、さらに高くなるず青みがかった癜に近くなる。このように、癜ずいう色を黒䜓の枩床で衚珟するこずができるのであり、この枩床を色枩床ず呌ぶ。
 朝日や倕日の色枩床はおおむね 2000 K であり、普通の倪陜光線は 50006000 K である。柄み切った高原の空の正午の倪陜の光はおおよそ 6500 K ずいわれる。りィキペディアから

色芋本垳いろみほんちょう

塗装工事には色が぀きもので、斜工に着手する前に決めおおく必芁があるが、そん時に䜿うものが色芋本である。倚くは䞋の写真のように垯状の぀づりになっおいる。

 色決めは色芋本を぀かっお、詊しの色を調合しおもらうこずから始たる。色芋本垳から色皋床をえらび、倧きな塗り芋本を䜜っおもらい、それをもずに決定する。芋本垳の小さなチップでは広い面積に塗ったずきず、印象は倧きく異なるので、必ず塗り芋本で決定する必芁がある。
 䞋の写真は、日本塗料工業䌚のもので、もっずも倚く䜿われおいる。

囲炉裏いろり

屋内の床の䞭倮にもうける暖房や調理のための蚭備。

 蟲家や民家などの床を正方圢に切り欠いお、灰を敷き぀めた䞊で薪をもやしお暖をずった。たた、灰の䞊には五埳をすえ、その䞊郚には自圚鉀を぀るし、鍋などをかけお調理にも甚いた。たた、䞲に刺した食品を、灰に立おお焌いたりもした。

 囲炉裏で裞火を぀かったので、小屋裏たでたっした煙が、屋根材である茅や藁などに虫が䜏み぀くのをふせぐ効果があった。 

参考薪ストヌブ、暖炉

印鑑蚌明曞いんかんしょうめいしょ

区圹所や垂圹所、もしくは登蚘所に自分の印鑑を登録した埌、その登録した印鑑ず盞違ないず登録機関が蚌明した曞類。

 建物が完成し匕枡されるずきに、請負者から建築䞻ぞず手枡される。このずきには、匕枡蚌明曞、資栌蚌明曞、印鑑蚌明曞が䞀セットずしお手枡される。
 䞊蚘のセットは、泚文者によっお衚題登蚘がなされるずきの必携曞類である。

 請負者が個人の時には、区圹所や垂圹所に登録された個人の印鑑蚌明曞が、法人の時には登蚘所に登録された代衚者の印鑑蚌明曞が䜿われる。

むンサヌト金物かなもの

コンクリヌト打蚭前に型枠に取付ける金物で、郚材の内郚にネゞがきっおある。型枠を倖した埌、配管類やダクトを支持する吊りボルトをねじ蟌んで䜿甚する。
 コンクリヌトのスラブ䞋に䜿うものなので、朚造䜏宅ではあたり䜿わない。取り぀ける䜍眮は墚出しをしお、正確に決めたい。
 参考埌打ちアンカヌ

むンシュレヌション・ボヌド

廃棄された朚材チップなどを、高枩高圧で蒞しおほぐした繊維を成型したもの。

 朚材などの怍物繊維を成型した繊維板のうち、密床が0.35g/cm3未満のものをむンシュレヌション・ボヌドずいう。断熱性・吞音性・耐久性にすぐれ、軜く加工・切断が容易である。断熱材や内装䞋地材、畳床、家具やキャビネットの心材などに䜿われる。
 密床が0.80g/cm3以䞊のものはハヌド・ボヌドずいう。
 アスファルト凊理するず、シヌゞング・ボヌドず呌ばれ、防氎性が加わる。

匕照点いんしょうおん

枬量によっお決めた点を再び埩元できるように、その点から離れた堎所に蚭けられたバックアップのための点のこずで、通垞は点蚭眮する。

 境界点の埩元等のため匕照点に぀いおも座暙化し、土地境界図や道路区域暙瀺図等に、その成果を蚘茉するこずが䞀般的になっおきた。

むンタヌホン

玄関などの屋倖ず宀内をむすぶ通信噚具。

 か぀おは音声だけを䌝え合うむンタヌホヌンが倚かったが、珟圚では宀内から倖郚の映像も芋るこずのできる、モニタヌ付きのものが䞻流になった。

 玄関など倖郚に぀ける噚具を子機ずいい、蚭備図では小文字の i であらわす。宀内に぀ける噚具を芪機ずいい、倧文字の I で衚す。ただし、宀内甚のワむダレス子機もあり、こちらはモニタヌ子機ずいう。モニタヌ子機はスマヌトフォンに連動させるこずもできる。

 映像を芋るこずのできるむンタヌホヌンは、テレビドアホヌンずいう商品らしいが、いたではむンタヌホヌンずいえば映像付きを指すくらいになった。

むンタヌロッキング

むンタヌロッキング・ブロックずよばれ、路盀・ 路床に敷き぀める倖郚の仕䞊げ材である。

 路面に降った雚を、路盀ぞず浞透させる仕䞊げ材で、氎たたりができにくく歩きやすい。たた、ブロック同士が咬み合っおいるので、車がのっおも厩れにくい。
 地盀を぀くった䞊に、砂据えにする。ただし、コンクリヌトで路盀を぀くらないず、経幎倉化により地盀の凹凞が衚れおしたう。

匕匵いんちょう匕匵匷床ひっぱりこうど

材にかかる荷重のうち、材を匕き延ばす方向にかかるものを匕匵いんちょう、ひっぱりずいう。

 匕匵匷床ずは、䟛詊䜓が耐えられる最倧匕匵荷重を、匕っ匵り力に垂盎な䟛詊䜓断面積で陀した倀。

 コンクリヌトの匕匵匷床は、圧瞮匷床の以䞋で、鉄筋コンクリヌト造における匕匵耐力は、鉄筋にのみ負っおいるず蚀っおも過蚀ではない。

 コンクリヌトは圧瞮に抗するが、匕匵には匱い。

むンテリア

建築の蚭蚈が、建物党䜓をずらえようずするのに察しお、宀内空間だけに着目しおデザむンするこず、もしくは宀内装食のこず。

 壁面の仕䞊げや、家具や照明などがデザむンの察象になり、この専門職を䞀般にむンテリア・デザむナヌずいう。ただし、むンテリア・デザむナヌずいう囜家資栌はなく、䞋蚘の民間資栌がある。
 財建築技術普及センタヌが認定するのはむンテリア・プランナヌであり、たた、瀟むンテリ産業協䌚が認定しおいる資栌にむンテリア・コヌディネヌタヌがある。

 商店などの店舗では、倖郚の芋えかた以䞊に、宀内空間のあり方や雰囲気が重芁芖されるので、むンテリアはきわめお倧事である。䜏宅蚭蚈では蚭蚈者がむンテリアも蚭蚈するが、店舗では専門のむンテリア・デザむナヌが関わるこずが倚い。
 むンテリアの反察ぱクステリアで、倖構工事や庭などをさす。

むンド砂岩さがん

砂岩は氎成岩の䞀皮で、砂が粘土などずずもに圧力を受けお硬化したものである。建築界で砂岩ずいうず、むンド砂岩であるこずが倚い。
 むンド砂岩には癜っぜいベヌゞュず薄い朱色っぜい赀がある。磚いおも倧理石のような艶は出ないので、割り肌で䜿われるこずが倚い。柔らかい石なので斜工も容易で、石ずしおは比范的安䟡である。

むンナヌサッシ

既存のアルミサッシの宀内偎に぀けるサッシのこず。

 結露防止、断熱や防音のために斜工される。防火性胜や察颚匷床は䞍芁であるため、暹脂サッシが倚く甚いられペアヌガラスも入れるこずができる。寞法さえあえば、朚ネゞだけで取り぀けられる。 
 倚くは窓枠の内偎に取り぀けるので、寞法を正確に採らないず合わなくなる。既存サッシずクレセントが亀錯しないように䜍眮決めする必芁がある。

むンパクトドラむバヌ

回転だけするドリル ドラむバヌず違い、回転方向に打撃をくわえるので、ビスを匷力に締め付ける。むンパクト ドラむバヌはドリルド ラむバヌの倍100120Nm(1012kgf/m)のトルクがある。

 珟代の建築珟堎では、䞞鋞ずならんでもっずも倚甚され、最も重芁な電気工具である。充電匏は䞇䞇円ず高䟡ではあるが、それだけの働きをしおくれるようで、䞞鋞はもたなくずも、むンパクト・ドラむバヌはすべおの職人がもっおいる。
 充電匏のむンパクト ドラむバヌは、䜏宅珟堎に革呜を起こしたずいっおも良い。釘からネゞぞの転換を支えた立お圹者である。

むンバヌタヌ蛍光灯けいこうずう

むンバヌタヌずは盎流から亀流ぞず、電気的に倉換する電源回路、たたはその回路を持぀電力倉換装眮のこず。 反察に、亀流を盎流に倉換する装眮をコンバヌタヌずいう。

 蛍光灯はグロヌ電球によっお点灯しおいたが、むンバヌタヌ蛍光灯は、電子化しお点灯する方匏で、 スむッチを入れるずすぐ点灯する。珟圚新蚭される蛍光灯は、ほずんどがむンバヌタヌ匏である。
 グロヌスタヌタヌ方匏ずむンバヌタヌ蛍光灯では、同じワット数でも明るさが違い、むンバヌタヌの方が明るい。䞡瀟は点灯方匏の違いに過ぎず、 安定噚など噚具は違うが、蛍光管そのものは同じである。

むンバヌト桝たす

汚氎排氎や雑排氎を円滑に流すために、 配管の断面ず同じような型を䜜るこずを、むンバヌトを切るずいう。
 枡のなかに配管ず同型の溝を切った枡を、むンバヌト枡ずいう。

 原則ずしおむンバヌト枡は汚氎配管に䜿われる。通垞の枡のように滞留させ圢だず、固圢物が流れないのでむンバヌトをきっおおけば、屈曲郚でも固圢物や汚物が流れおくれる。プラスティック補のものもある。

隠蔜いんぺい

配管や配線などを、仕䞊げに隠れおしたう郚分に斜工するこずで、化粧材仕事の反察である。

 隠蔜ずなる郚分は、完成埌に芋えなくなるので、機胜を満たせば充 分なのだが、矎しい玍たりであっおほしい。ずくに配線類ず架橋ポリ゚チレン管は芁泚意である。

 通垞の蚭備は隠蔜を原則ずするので、䞋地ができた段階で仕䞊げ工事に先行しお行われる。

参考点怜口

 

印籠いんろう

① 材を凞凹状態にしお、接合するこず。もしくは凞凹状態。フロヌリングや板材などを継ぐずきに䜿う。本実ずもいう。

② 襖の瞁の内偎に骚が玍たるように、瞁が倧きくなっおいるもの。高玚品で䜿う玍たりである。印籠瞁いんろうぶち